無線機能をもつ機器を中国へ輸出あるいは中国で製造・販売するためにはSRRC認証を取得する必要があります。

中国工業情報化部は2023年8月21日付けの通知にて、SRRC認証書の様式及び認証番号のルール変更について発表し、

2023年12月1日から適用としました（原文はこちら）。

●新規で認証を申請する機器：2023年12月1日以降、新しい認証番号のルールが適用された新様式の認証書が

発行されます。

●2023年12月1日より前に発行された旧様式の認証書及び認証番号は、当該認証書の有効期限内においては有効であり、

変更の必要はありません。

●2023年12月1日以降、旧様式の認証書の有効期限を更新する、または変更申請を行う場合、申請すれば既存の認証番号を引き続き使い続けることも可能とされています。

1) 認証書の様式変更についてのポイント

・現行の認証書は申請者（企業）名のみ記載しているのに対し、新様式では別紙2として工場の情報も載る形となります。

記載される情報は、製造工場の社名、OEM（受託生産）かどうか、工場住所です。

・現在は紙の認証書が発行されていますが、今後電子認証書への移行が計画されており、それを見据えた様式変更となっているようです。

2) 認証番号の新ルールに関するポイント

・これまでは認証書が発行される段階で10~11桁の認証番号が付与されていました。認証番号は、年号及び符号（国内生産かどうか、機器の種類）、通し番号で構成されています。

・これに対し、新ルールでは12桁の認証番号となり、初回申請時に付与される企業コードと申請者が独自で決められる

4桁の番号（最初の1桁が英文大文字、残り3桁は数字）が導入されたことが新しい点です。

旧ルールでは認証書が発行されるまで番号が分からないのに対し、新ルールでは申請時に認証番号が決められるため、

企業にとってメリットがあります。