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2022.2.25

台湾

台湾BSMI認可: 情報処理機器及びAV機器の安全・EMC規格改定

台湾BSMIは2022年2月22日、情報処理機器及びAV機器の安全・EMC規格の更新に関する公示を行いました。対象製品は本記事文末の公示原文をご参照下さい。

同日より新規格の適用が可能とされていますが、現時点では台湾の試験所の認定スコープに新規格が追加されていないため、実際の試験やレポートの発行ができるのはもう少し先になる見込みです。

 

1) 適用規格

■EMC規格

【旧規格】CNS 13438,95年版(CISPR 22:2005-04に相当)

CNS 13439,93年版(CISPR 13:2001に相当)

 

【新規格】CNS 15936,105年版(CISPR 32:2015に相当)

 

■安全規格

【旧規格】CNS 14336-1,99年版(IEC 60950-1:2013に相当)

CNS 14408,93年版(IEC 60065-2001に相当)

 

【新規格】 CNS 15598-1,109年版(IEC 62368-1:2018,第3版に相当)

 

 

2)タイムスケジュール

■新規格の適用開始:2022年2月22日(公示日)から

■旧規格の廃止:   2023年12月31日

■新規格の強制化:  2024年1月1日から

※公示日から強制化日までの期間は新旧いずれの規格も使用可

 

3)認証対象製品の扱い

①新規申請

■2023年12月31日までは新旧いずれの規格でも申請可。認証書の有効期限はいずれの規格でも発行日から3年であり、旧規格の認証書であっても有効期限までは使用できる。

■2024年1月1日以降の申請においては新規格のみ使用可。

 

②旧規格で認証取得済み製品の扱い

■既存の認証書の有効期限まで使用可能。有効期限まではモデルの追加や変更も可能。

■2023年12月31日までに更新する場合は、既存の認証書に対して3年間有効の認証書を発行。

■2024年1月1日以降は旧規格のまま更新はできないため、新規格で新規申請する。

 

4) 適合宣言の対象製品

■新たに適合宣言を行う場合、2023年12月31日までは、新旧いずれの規格を使用してもよい。2024年1月1日以降は新規格のみ使用可。

■2023年12月31日までに旧規格で適合宣言を行った場合、2024年12月31日までに新規格で再度適合宣言を実施すること。旧規格の適合宣言は2025年1月1日を以って無効となる。

■適合宣言においては、発行後1年以内の試験レポートを使用すること。

 

5) ゲートウェイ製品を規制対象に追加

今回の公示では既に規制対象となっている製品の規格更新以外に、新たにゲートウェイ製品が規制対象に追加されました。適合方法は適合宣言で、2024年1月1日から強制とされています。

 

※対象製品(原文)

プリンタ等31品目

電動鉛筆削り機等22品目

 

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